大分市神社探訪

大分社(大分市羽田〈はだ〉)

大分社全景
大分社は,JR滝尾駅の北東1.3キロメートルに鎮座する。古くは「大分大明神」と呼ばれた。
祭神は大分君稚臣(おおいたのきみわかみ)と,その始祖とされる豊門別命(とよとわけのみこと)。
大分君稚臣は壬申の乱(672年)で大海人皇子側について功績をあげた人物。稚臣の死後,その武勲をたたえるために当社が造られたともいう。
初め六坊村(今の上野ケ丘)に鎮座したが貞観十一年(869)に下郡滝尾山神ケ迫に遷座した。
鎌倉時代以降は,豊後を支配した大友氏の篤い崇敬を受け,「豊後一の宮」として尊重された。しかし中世に柞原(ゆすはら)八幡宮が一の宮とされて以降,しだいに衰微した。
火災等の変遷をへて,明暦三年(1657)に現在の地に遷座し,大正十四年(1925)には郷社に列せられた。
大分社拝殿正面大分社本殿

大分社の境内社
境内末社として,猿田彦大神,青莚神社,宮地嶽神社,金刀比羅神社,天満社秋葉神社,生目神社,竜王神社,武内社,大将軍社が祭られている。
大分社狛犬(吽像)大分社狛犬(阿像)
拝殿前の狛犬の台座の年号は慶応元年(1865)である。

(大分県大分市大字羽田字宮田,JR 豊肥線滝尾駅下車徒歩20分)
2005年4月1日


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