大江神明社の旧社地は,大谷ダムに水没した大谷神社の記念碑から,さらに3キロメートルほど道を進んだ所にある。
大江神明社は,この地区の産土神であったが,大谷ダムの建設にともなって氏子が村を離れ(昭和五十四年閉村),神社は北五百川の八木神社に合併となった。
「神社明細帳」に「南蒲原郡大谷村字宮平 無格社・神明社」とあるのが当社であろう。
祭神は天照大神,譽田別尊,天児屋根命の三柱である。
大谷地区の一部(大江)の産土神であった。
長い参道を登ると平坦地があり,「大江神明社社殿址」の石柱が建っている。
周囲には社殿の礎石らしき遺構も見える。
(新潟県三条市大谷)
2014.6.7