愛宕神社は,JR越後線の巻駅の南500メートル,西川の右岸に南西向きに鎮座する。
「神社明細帳」(昭和七年)に「巻町大字巻字行塚五百貳拾七番地鎮座 愛宕神社」とある。
文化年間の創立とも伝え,祭神は伊邪那岐大神で,火産霊神と金山毘古神を配祀する。
現在の社号標には「愛宕神社・金刀比羅神社」とある。いずれかの地に鎮座した金刀比羅神社を合併したものと思われる。
神明造りを基調とした拝殿,流れ造りの本殿ともに整った形をしている。
(新潟県新潟市西蒲区巻甲)
2005.5.15
参考:愛宕信仰とは?