白勢町の諏訪神社は,国道113号線の島見町交差点の南に鎮座する。
明和五年(1768)に河渡(今,式内大形神社が鎮座する地)から移住してきた村人によって創建されたという。一時,村社に列せられた。祭神は建御名方命である。
境内に「天津祖大神猿田彦命」の碑(明治二十七年)と「湯殿山」の碑(明治十七年)がある。
当社が鎮座する白勢町は,旧名を浜浦谷内といい北蒲原郡豊栄町に属していた。昭和三十五年(1960)に豊栄町から分離して新潟市に編入し,町名を「白勢町」とした。したがってこの地は厳密には「旧南浜村」には属さないが,神社の地域区分の便宜上「旧南浜村の神社」とした。(参考:旧南浜村簡史)
(新潟市北区白勢町393,新潟交通バス南浜線・加治川下車徒歩5分)
2004.3.28