高倉神社(たかくらじんじゃ)は,JR(奈良線)玉水駅の南南東1.1キロメートルに鎮座する。
後白河法皇第二皇子の以仁王(もちひとおう,1151-1180)の霊を祀る神社である。
以仁王は,治承四年(1180)に源頼政に擁立されて平清盛の討伐を図ったが,露見して追われる身となり,興福寺を目指したが,この地で討たれたという。
この地に鎮座した春日神社の境内に葬られたという。
当社は春日神社であったが,明治十八年(1885)に現社号に改められた。「高倉」は以仁王の通称である。
祭神は以仁王と天児屋根命(春日神社の祭神)である。
隣接して以仁王御墓がある。
横に長い拝殿と流造の本殿。
境内に疫神社,薬師菩薩明神,天照皇大神などが祀られている。
(京都府木津川市山城町綺田神ノ木48)
2018.11.14