宇治山田神社(うじようだじんじゃ)は,五十鈴川駅(近鉄鳥羽線)の南800メートル,五十鈴川の左岸の「興玉の森」と呼ばれる丘の頂上に鎮座する。
祭神は山田姫命(ようだひめのみこと)で,皇大神宮(内宮)の摂社二十七社のうちの一社である。
当社を『延喜式』(神名帳)の「大國玉比賣神社」(おほくにたまひめじんじゃ)に比定する説がある当社の北東6キロメートル,伊勢市二見茶屋の堅田神社(かただじんじゃ)を「大國玉比賣神社」とする説もある(堅田神社も内宮の摂社である)。
やや長い石段を登ると,途中から社殿が目に入る。
同じ社殿に皇大神宮末社の那自賣神社(なじめじんじゃ)が合祀されている。
祭神は大水上御祖命(おおみなかみのおやのみこと)と御裳之須蘇比賣命(みものすそひめのみこと)である。
社地は苔の絨毯が美しい。
(三重県伊勢市中村町)
2015.9.29