大分神社探訪

泉神社(宇佐市辛島〈からしま〉)

泉神社社頭
泉神社(いずみじんじゃ)は,
八幡神に献上した酒の残りを注いだ所から泉が湧き出たのが社号の由来とされ,境内に湧水池がある。
宇佐神宮の神事のひとつ「行幸会」では八幡神が八社を巡行するが,当社はその一社に列する重要な神社である。
八幡神が現社地の小椋山に鎮座するまで各所に遷座を繰り返し,今は旧鎮座地などを八幡神が巡行する神事であるが,当社も八幡神が一時鎮座した場所であるとされている。
この地を支配していた辛嶋氏の古来の祭祀拠点が八幡神の勢力圏に編入されたことを暗示するのであろう。
祭神は,仲哀天皇,神功皇后,応神天皇,仁徳天皇で,ほかに宇饌持神,豊受姫神,宮比神,須佐之男神,市杵嶋姫神が合祀されている。
泉神社拝殿泉神社拝殿の額
泉神社幣殿と本殿(覆屋)泉神社境内の北辰社
拝殿の背後の本殿と幣殿。
本殿の横に北辰殿が鎮座する。案内板によると文化十四年(1817)の創立である。宇佐神宮の上宮の回廊内にも北辰神社(祭神は天御中主神,高皇産霊神,神皇産霊神)が鎮座するが,両社の関係は不明。

泉神社の宝池泉神社境内の稲荷神社
北辰殿の横に宝池がある。1990年の水道工事の影響で湧水量が減少したという。
池の左手前に稲荷社と思われる石祠がある。
泉神社境内石祠
本社の右にも石祠が並んでいるが,祭神などは不明。

泉神社境内の隠れキリシタン燈籠
参道の途中に「隠れキリシタン燈籠」が保存されている。

(大分県宇佐市辛島)
2017.11.12


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