大分神社探訪

熊野神社(大分市中戸次〈なかへつぎ〉)

大分市中戸次の熊野神社社頭
熊野神社は,JR(豊肥本線)中判田駅の南東1.2キロメートル,大野川の右岸,中戸次の川床(かわとこ)地区に鎮座する。
祭神は伊邪那美命である。
創立年月は不詳。境内の「由緒記」(平成十二年)が記す古老の伝承によると,養老年間(八世紀)の創立で,白瀧川(すなわち大野川か)西巌上に鎮座し,寛政二年(1790)に現在地に遷座したという。
明治になって郷社に列せられた。
その後,河川改修工事のため社殿を二度移動し,さらに昭和二十六年(1951)ルース台風により拝殿と申殿が倒壊した。長くその状況が続き,平成十二年(2000)に拝殿・申殿が完成した。石鳥居も同年の完成である。
大分市中戸次の熊野神社社殿大分市中戸次の熊野神社拝殿額
拝殿に「郷社熊野神社」の額が掛かっている。
大分市中戸次の熊野神社本殿
本殿は覆屋で保護されている。
大分市中戸次の熊野神社境内
境内はかなり広い。

大分市中戸次の熊野神社境内社
本殿の横に石祠が三つ並んでいるが,祭神などは不明。
大分市中戸次の熊野神社境内社狛犬(左)大分市中戸次の熊野神社境内社狛犬(右)
境内社を守護する狛犬は味のある表情をしている。

大分市中戸次の熊野神社一の鳥居
一の鳥居から長い参道を眺める。

(大分県大分市中戸次)
2015.3.31


大分市(戸次,判田,竹中地区)神社探訪