大分神社探訪

津留天満社(大分市中津留〈なかづる〉)

大分市中津留の津留天満社社頭
津留天満社は,舞鶴橋の東詰の北東750メートル,おおとり公園の南に鎮座する。
現在「津留」と総称される地区(大分川と裏川に囲まれた地区)に,かつては天満社が三社鎮座した。
今津留天満社,中津留天満社,花津留天満社である。
いずれも天正あるいは慶長年間と伝える古社で,菅原道真公を祭神とする。
昭和十三年(1938),この一帯が海軍航空隊の用地となったため,三社を合併して津留中ノ島(岩田学園の北)に移転した。
昭和二十年(1945),空襲によって社殿が倒壊したため,三社はそれぞれの地に戻して祭祀を続けた。
昭和四十年(1965),津留地区の区画整理事業を契機に,ふたたび三社を合併し,「津留天満社」と改称して現在地を社地と定めた。
大分市中津留の津留天満社社殿大分市中津留の津留天満社本殿
本殿は独創的である。

大分市中津留の津留天満社狛犬(吽像)大分市中津留の津留天満社狛犬(阿像)

(大分県大分市中津留1丁目)
2014.4.1


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