大分市神社探訪

五ヶ瀬神社(由布市庄内町五ヶ瀬〈しょうないちょうごかせ〉)

庄内町五ヶ瀬の五ヶ瀬神社一の鳥居
五ヶ瀬神社は,JR(久大本線)小野屋駅の南南西1.8キロメートルに鎮座する。県道30号線(庄内久住線)に面して鳥居が立っている。
初め字桑原の地に鎮座し,そこを「一の宮」と称し「神塚」という古跡が残るという。
祭神は彦五瀬命で,周辺には彦五瀬命にかかわる伝説も残るが,天正の兵火で古記録を失ったという。
承応二年(1653)に社殿造営,文政四年(1821)に社殿再建,天保十年(1839)に修繕の記録がある。
主祭神の彦五瀬命のほか,明治期の神社合併により,瓊瓊杵尊命,大山祇命,御年神,大鷦鷯命,豊玉姫,大年神,猿田彦大神,菅原道真も祭神である。
庄内町五ヶ瀬の五ヶ瀬神社二の鳥居
水田の中の参道の向こうに二の鳥居と拝殿の側面が見える。

庄内町五ヶ瀬の五ヶ瀬神社拝殿
庄内町五ヶ瀬の五ヶ瀬神社拝殿庄内町五ヶ瀬の五ヶ瀬神社本殿
明治十七年(1884)に神殿等を改築したというが,現在の社殿がそれかどうかは不明。
庄内町五ヶ瀬の五ヶ瀬神社本殿庄内町五ヶ瀬の五ヶ瀬神社本殿脇障子

庄内町五ヶ瀬の五ヶ瀬神社参道狛犬(左)庄内町五ヶ瀬の五ヶ瀬神社参道狛犬(右)
石段を登った所に,摩滅の激しい一対の小さな狛犬が置かれている。

(大分県由布市庄内町五ヶ瀬)
2014.3.31


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