大分神社探訪

御手洗神社(大分市松岡〈まつおか〉)

大分松岡の御手洗神社社頭
御手洗神社は,松岡の南部,菰田地区に鎮座する。
寛治元年(1087)に宇佐八幡宮を勧請し,字山の辻に奉斎したのが起源と伝える。
建久四年(1193)に字御手洗(現在地)に遷し,春日神と天満神を合併した。
春日神は豊後笠和郷鎮座の春日神社を勧請し,字林の山に祀られていた。天満社は京都北野から勧請し,上門前山頭に祀られていた。
二社合併後は「三社八幡社」とも称された。
大分松岡の御手洗神社拝殿正面大分松岡の御手洗神社拝殿の向拝
社殿は宝暦五年(1755)と文政二年(1819)に改築された記録があるという。
大分松岡の御手洗神社本殿

大分松岡の御手洗神社狛犬(吽形)大分松岡の御手洗神社狛犬(阿形)
拝殿前に石狛犬が一対置かれている。
大分松岡の御手洗神社境内大分松岡の御手洗神社境内芭蕉句碑
芭蕉句碑は明治十九年(1886)に建てられた。「子規 啼く啼く飛ぶぞ 急がしき」と刻されている。
『あつめ句』所収の句であるが,一般的には「ほととぎす鳴く鳴く飛ぶぞ忙はし」として伝わる。

大分松岡の御手洗神社参道入り口
県道208号線に面して鳥居が建つ。社殿までは300メートルほど参道が続く。

(大分県大分市松岡)
2013.9.16


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