天満社は,東九州自動車道の大分宮川内インターの西1.8キロメートル,大分川と乙津川が分流する岬状の地(天神鼻)に鎮座する。
創立年月は不明であるが,文久三年(1863)改築の記録があるという。
昭和十三年(1938)に社殿を改築したが,同十八年(1943)に水害で流失した。
戦後に社殿を復興したが,昭和三十四年(1959),乙津川の改修工事にともない社地に変更があり,現在地に移築した。
境内に「天満社改築記念日」(平成五年)がある。
開放的な拝殿の奥に本殿の扉が見える。
水害の多い場所柄か,本殿は堅牢なコンクリート製のようである。
境内に小祠(詳細不明)のほか,石塔や石祠を集めた一画がある。
参道を守る石狛犬の年代は不詳。
(大分県大分市大津留)
2013.9.16