毛井八幡社は,大分スポーツ公園(大分市横尾)の南東,大野川と乙津川が分岐する毛井地区に鎮座する。
創立年月は不明だが,鎌倉幕府から平井四郎頼宗がこの地に地頭として下向して以来,鶴ヶ岡系の八幡宮として信仰されたと伝える。
明治六年に村社に列せられた。祭神は品陀和気尊(応神天皇)である。
明治十七年に毛井村字志手の若宮八幡社天満社(合殿)を合併した。よって,現在の祭神は品陀和気尊に大鷦鷯尊と菅原神を加えた三柱である。
拝殿には「菅原神社・八幡神社・若宮神社」と書かれた額が掛かっている。
本殿は一間社流造り瓦葺きである。
平成十三年の社殿修復中に発見された棟札の調査報告が拝殿内に貼られている。
(大分県大分市毛井)
2013.9.16