三島神社（宇佐市上時枝〈かみときえだ〉）

三島神社は，JR（日豊本線）豊前善光寺駅の南南西，2.5キロメートルに鎮座する。

市史に載せる「三島神社（大字上時枝字コモ池ノ平一〇八五番地）」に当たると思われる。ただし鳥居（享保元年〈1716〉）の額束には「大明神」とある。
（北西800メートルに鎮座する八幡神社には大山祇命も祀られており，鳥居に「八幡宮・三嶌宮」とあることから，当社は一度は八幡神社に合祀されたのかもしれない。）
大明神池と呼ばれる大きな池が社地を囲んでいる。市史は，池を造った時に守護神として大山祇命を祀ったのが起源ではないかとする。
市史は，境内社として中島社（倉稲魂命），水神社（美都波能女神），八坂社（素盞嗚命），恵美須社（蛭児社），金刀比羅社（大己貴命）の五社を記録している。

石橋の右に小島があり石祠が祀られている。

参道の奥に社殿が建っている。左側の石祠は金毘羅社。

参道の途中に建つ像は台座に「仁王」とある。頭部や腕が失われている。明治期の廃仏毀釈の痕跡であろうか。

（大分県宇佐市大字上時枝）
2012.3.16

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