八幡神社は,JR(日豊本線)天津駅の南東,1.8キロメートルに鎮座する。
市史に載せる「八幡神社(大字上時枝字コモ池ノ下一二五番地)」に当たると思われる。正面の鳥居の額束には「八幡宮・三嶌宮」と併記されている。
祭神は仲哀天皇,神功皇后,応神天皇,大山祇命である。
八幡神社と三島神社を合併したと思われるが,由緒は不明である。(当社の南東800メートルに三島神社が鎮座する。なんらかの関係があると思われる。)
明治六年(1873)村社に列せられた。
参道の正面に拝殿と本殿が建っているが,その左手には「八幡宮」の鳥居(享保十二年〈1727〉の銘)があり,奥に石祠が並んでいる。
市史は境内社として十社(八幡社,日神社,月神社,豊受神社,大神社,加茂社,龍田社,根津社,宗像社,秋葉社)を記録する(すべて石祠)。
流造の本殿がある。
参道の狛犬の台座には「大正十五年四月」「石工 横山村山袋 山村廣司」等の銘が見える。
(大分県宇佐市大字上時枝)
2012.3.16