大分神社探訪

大山積神社(日出町豊岡〈ひじまちとよおか〉)

豊岡の大山積神社遠景
大山積神社は,JR(日豊本線)豊岡駅の北800メートルに鎮座する。小山の中腹に社殿が見える。
境内に「大山積神社改築記念碑」があり,由緒が記されている。
創立は大化五年(649)である。辻間村の村首の夢に神火が現れた。夢の場所(丁字庵という山の中腹)に行ってみると,そこに大石があったので,石祠を建て,石権現と称し産土神として祭ったのが発祥という。
社地は城郭のような大規模な石垣を持つ。当地を治めた森藩の久留島氏の援助によって寛政三年(1791)に築かれたものである。
祭神は大山積命,級長津彦命(シイナツヒコ),級長津戸辺命(シイナツトヘ)。
豊岡の大山積神社参道
豊岡駅から傾斜のきつい坂道をかなり登る。
豊岡の大山積神社拝殿豊岡の大山積神社拝殿内部
拝殿の奥に本殿の屋根が見える。
豊岡の大山積神社本殿豊岡の大山積神社本殿背後の巨石
本殿の背後に巨石がある。当社発祥の石である。

豊岡の大山積神社境内の小祠豊岡の大山積神社境内
「記念碑」には「境内神社」として石権現,多賀宮,町崎宮,社日宮が列挙されている。
これらの祠が境内神社なのかどうか不明。。またここに見える「石権現」と当社の起源である「石権現」との関係も不詳。

(大分県速見郡日出町豊岡)
2011.3.15


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