大分神社探訪

三女神社(宇佐市安心院町下毛〈あじむまちひがしもげ〉)

下毛の三女神社鳥居
三女神社は,安心院町の下毛地区に鎮座する。社地は深見川左岸の高台である。社号は「さんみょうじんじゃ」と読まれるらしい。
「三女」とは,天照大神と素戔嗚尊の「うけひ」によって生まれた田心姫命,湍津姫命,市杵嶋姫命,いわゆる宗像三女神である。海や航海にかかわる神として信仰されている。八幡神が宇佐の亀山(現在の宇佐神宮の鎮座地)に遷座して以来,当地に祭られているとも伝える。
社地一帯から石棺などの古代の遺物が発掘されており,太古から墳墓や祭祀にかかわる聖地であったと思われる。(安心院の各所で,内側に朱が塗られた石棺がしばしば見つかる。)
下毛の三女神社拝殿正面
門の両脇を玉乗り型の狛犬が守っている。
下毛の三女神社本殿下毛の三女神社社殿

三女神社の皮籠石三女神社の三柱石
境内には奇石が多い。皮籠石(かわごいし)や三柱石(みはしらいし)と呼ばれる石で,それぞれ伝承にがある。
三柱石は,三女神が天降った遺跡とされ,根元を掘り出そうとしたところ大地震動し,その後は恐れて触れる者はいないという。

三女神社境内の貴船神社
境内に貴船神社が祭られている。
養老二年(718)に旱魃に苦しみ,貴船大神に祈って雨を得たので,その翌年に社殿を建てたのが発祥と伝える。

(大分県宇佐市安心院町下毛)
2009年2月28日


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