天満社は,JR(日豊本線)鶴崎駅の南2キロメートルに鎮座する。
境内に由緒を記した案内板があるが,江戸中期の創立と伝えられている以外,当社の由来はよくわからないようである。
明治九年(1876)に近郷の倉稲魂命ほか三社を合併したという。前年に門田村と中島村が合併して皆春村となったので,両村の諸社を合わせたのであろう。現在の祭神は,誉田別命,倉稲魂命,菅原神,素盞嗚男命,吉備子親王である。
社号標には「皆春天満社」とあるが,明治期の鳥居の額束には「皆春神社」とある。
参道途中に置かれた狛犬の台座には「昭和十年」の銘がある。
(大分県大分市皆春)
2009.2.27