山神社は,JR南由布駅の西400メートル,前徳野地区に鎮座する。
社地は岬状の台地である。湯布院町から流れて来た大分川がこのあたりで湯平方面に大きく向きを変えている。
町史(『町誌『湯布院』』〈1989年〉)には当社に関する記載が見当たらず,詳細は不明。
参道は勾配がきつく,しかも階段がないため歩きにくい。
参道を上りつめると,拝殿の前に古い石灯籠が一対ある。宝暦八年(1758)の刻銘が確認できる。
拝殿には「大山祇神社」と書かれた額が掛かっている。
その奥に本殿があり,覗き見ることができる。
本殿には彩色が施されている。
(大分県由布市湯布院町川西)
2007.12.10