阿南神社は,JR久大本線の天神山駅の西800メートルに鎮座する。
祭神は,国常立尊,彦火々出見尊,鵜草吹不合尊,神日本磐余彦尊,神渟名川耳尊の六柱で,古くは六所権現と称した。
養老年間(717-723)に仁聞菩薩が創建したという伝承を持つ阿南荘最古の神社である。
明治五年(1872)に現社号に改めた。
社殿に方位板があるのはこのあたりの神社の特徴のようである。
境内に小祠がいくつかあるが,詳細は不明。
社殿は南向きで,大分川の流れを前に望む。
(大分県由布市庄内町畑田)
2007.3.29