稙田大明神(わさだだいみょうじん)は,大分川の右岸,明磧橋の近くに鎮座する。
建久元年(1190)の勧請と伝える稙田庄の総鎮守である。はじめ現社地の西方の宮ノ迫という場所(現在は宗方台団地)に鎮座したが,社前の往来激しいため,この地に遷したという。
祭神は稚日女尊(ワカヒルメ)で,相殿に素戔嗚尊と霜凝日子神を祭る。
霜凝日子神は,もと「九日社」として別に祭られていたものである。
本殿は優美な流れ造りである。
境内には二宮尊徳像が二体ある。
(大分県大分市上宗方)
2005.11.21