大分市神社探訪

若宮八幡社(大分市上野町〈うえのまち〉)

若宮八幡社正面2006年
若宮八幡社は,上野ケ丘中学校の東に鎮座する。
建久七年(1196)に大友能直が守護として入国したさい,鎌倉の鶴ケ岡八幡宮の神霊を迎えてこの地の守護神としたのが発祥という。
当社は,大友氏以降も代々府内の鎮守として崇敬を得た。
明治十四年(1881)には社地を現在の府内町3丁目に移し,さらに大正十年(1921)に現在地に遷宮した。
さらに,平成十五年(2003),幹線道路工事にともない社殿を境内地西側に移築(新築)した。
祭神:帯中津比古命,品陀和気命,息長帯比賣命,大雀命
若宮八幡社社殿2002年若宮八幡社本殿2006年
移築前の拝殿と,移築後の本殿。

若宮八幡社境内2002年若宮八幡社狛犬
社殿移築前の境内のようす(2002年)。

境内には,大友神社(祭神は大友左近監能直公),楢神社(五十狭芥彦命,相殿に金毘羅社と稲荷社),天満社(菅原道真公),多賀神社(伊弉那岐大神,伊弉那美大神),錦天満社,蛭子社が祭られている。

(大分県大分市上野町10,JR大分駅から徒歩15分)
2002.11.17, 2006.12.20


大分市(中心部)神社探訪