おおいた百景

西洋音楽発祥記念像(大分市大手町〈おおてまち〉)

西洋音楽発祥記念碑(大分市大手町)
県合同庁舎わきにあるブロンズ像。
大分の地では,大友氏が南蛮貿易に熱心で,キリスト教の布教も盛んだった。そのため,早くから宣教師らによって西洋音楽も持ち込まれたらしい。(→フランシスコ・ザビエル記念像
この像は,1557年のクリスマスイブに府内の地で宣教師による演奏がおこなわれたことを記念するものである。

宣教師んオイサンたちが、むかーし、オイタんばかご相手に西洋ん音楽を教えちくれたおかげじゃろか、オイタはイナカんわりに音楽家がオイイごたる。

(昔、宣教師たちが大分の子供たちに西洋の音楽を教えてくれたおかげかもしれませんが、大分は僻地のわりには音楽家が多く輩出しているように思えます。)

リラ・ダ・ブラッチョ
宣教師が手にする楽器は「リラ・ダ・ブラッチョ」で,ヴァイオリンやヴィオラの祖と考えられている(注1)
(注1:平野真敏『幻の楽器 ヴィオラ・アルタ物語』〈2013年,集英社〉による。)

2003.11.14, 2015.3.28


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