おおいた百景

別府湾と高崎山

大分港から見た高崎山
大分港白灯台から見た高崎山である。その向こうには,はるかに鶴見岳や由布岳も見え,奥行きのある絶妙の風景である。
猿の山として有名な高崎山だが,別府湾の美しい風景を引き締める主役でもある。標高はわずか628m だが,その姿は思いのほか重厚で,別府と大分を隔てる「関所」ともなっている。『万葉集』に四極山(しはつやま)の名で詠まれている。

四極山うち越え見れば
笠縫の島こぎかくる
棚無し小舟
(高市黒人〈たけちのくろひと〉

歌中の「笠縫の島」は,今,菡萏(かんたん)の海岸にある岩山だとされており,歌碑が建つ。
笠縫島

大分市の対岸から見た高崎山

日出町暘谷城から見た高崎山
日出町(ひじまち)の古城,暘谷城(ようこくじょう)から大分市方向に別府湾を望む。
この美観も,もし高崎山がなかったら,なんとも退屈なものになるに違いない。
ちなみに,暘谷城の下でとれるカレイは「城下(しろした)カレイ」と呼ばれ,珍味の評判が高い。
裏側から見た高崎山は,また別のおもむきがある。

2001年3月31日,2001年4月1日


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