新潟市神社探訪

諏訪社(新潟市中央区長潟〈ながた〉)

長潟諏訪社正面
諏訪社は,JR新潟駅から南にまっすぐのびる「弁天線」という幹線道路に面して鎮座する。
「神社明細帳」(明治十七年)には「中蒲原郡長潟新田字居前 無格社 諏訪社」とある。
創立年月は不詳の産土神である。寛延三年(1750)に再建されたという。
やや古めかしい鳥居の額束には「鎮守宮」とある。
祭神は健御名方命で,合殿で宇氣毛知命を祀る。
諏訪社本殿
本殿は両流造に見える。

この神社の前の道は,清五郎から姥ケ山を通って石山に至る古い道で,かつてはとても寂しい所であった。
しかし2001年のビッグスワン(新潟スタジアム)の竣工にともなって,この神社のすぐ近くに広大なアクセス道路が敷かれ,一帯は様変わりした。
それと前後してこの神社も装いを新たにしたらしい。石の玉垣も新しく,社殿も改修されたようである。

諏訪神社境内社
社殿の西側にひっそりと石祠が祀られている。
伊夜日子社(天香山命)と稲荷社(保食命)を合祀した石祠であるが,由緒は不明。

(新潟市中央区長潟:JR新潟駅から徒歩30分)
2003.6.2

参考:諏訪信仰とは?


新潟市中央区(石山地区)神社