にいがた百景

旧新潟県会議事堂(県政記念館)(新潟市中央区一番堀通町〈いちばんぼりどおりちょう〉)

雪化粧の県政記念館
雪化粧の県政記念館
わが国の最初の公園のひとつとされる白山公園の一角に美しい姿を誇る新潟県会議事堂は,1883年(明治16年)3月27日竣工の木造洋風建築で,英国議会議事堂に擬して作ったといわれる。今,かつての一番堀の跡に面して建っている。
伝統技術職人が自前の技術で洋風建築に挑んだ傑作である(棟梁・星野総四郎の名が伝わる)。
1932年(昭和7年)に新庁舎ができるまでの約50年間,新潟県政の拠点として機能した。
1969年(昭和44年)3月に国の重要文化財に指定され,1973年に復元修理され,1975年(昭和50年)から「県政記念館」として一般公開されている。
県政記念館
夏も冬も美しい姿を見せてくれる。

旧新潟県会議事堂・夏旧新潟県会議事堂八角塔屋
屋上の八角塔屋が洒落ている。
当館は,明治初期の県会議事堂の遺構としては最古のものであり,国の重要文化財である。

旧新潟県会議事堂・冬

明治時代の議場の再現
内部は,当時の議場が再現されている。

当館の裏には,1998年に竣工した近代的なりゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)がある。

(新潟市中央区一番堀通町,JR 白山駅から徒歩10分)
2002.6.29, 2004.3.8, 2007.6.17, 2012.2.19


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