にいがた百景

萬代橋(万代橋)(新潟市中央区万代,下大川前通,川端町)

万代橋

(→てくてくの足あとによる写真の盗用萬代橋(ばんだいばし)は,信濃川にかかる六連アーチの橋で,新潟市街では数少ない「絵になる」場所である。長さ306.9m,幅22.0mの現在の橋は三代目である。

明治十九年(1886)に竣工した木造の初代萬代橋(よろづよばし)は,橋幅は7.2メートルしかなかったが,橋長は782メートル(現在の2.5倍)あった。信濃川が広かったためである(旧萬代橋東詰めの場所に,古い欄干を摸した記念碑が建っている)。当初は個人所有で通行料が必要であったが,のち新潟県が買い取った。
この初代萬代橋は明治四十一年(1908)の新潟大火の類焼で失われ,翌1909年に復元された(二代目萬代橋)。
現在の鉄筋コンクリート橋(三代目)は昭和四年(1929)の完成。橋長306.9メートル,橋幅22.0メートル。1964年6月16日の大地震にも耐えた堅牢な構造物である。下流500メートルに新造された流麗な姿の柳都大橋との絶妙なコントラストを提供している。
(この写真を無断使用しているページ→PCI徒然日記による写真の無断使用

橋の名称(よろづよばし)はいつのまにか「ばんだいばし」となり,表記も「万代橋」に変わった。しかし2004年の75周年を記念する改修工事をうけ,正式な表記が「萬代橋」に定められた。
萬代橋【国道7号】は,2004年7月6日に重要文化財に指定された(平成16年7月6日指定・建第二四四七号)。

萬代橋夜景

万代橋暮色
たそがれの萬代橋をわたる。
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雪の万代橋(2004年)
雪の「万代橋」(2004年の改修前)。
雪の万代橋西詰(2012年)雪の万代橋を渡る(2012年)
雪の萬代橋(改修後,表記が変わった)。

(新潟市中央区 万代〜下大川前通・川端町,JR 新潟駅から徒歩10分)
2004.1.22, 2007.4.26, 2007.6.17, 2012.2.4, 2012.2.17


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