菱神社(ひしじんじゃ)は,北越急行(ほくほく線)うらがわら駅の南11.5キロメートル,旧東頸城郡牧村の棚広地区に鎮座する。
「神社明細帳」に「東頸城郡棚廣村字居平 無格社 菱神社」とある。
延宝七年(1679)に書類焼失をし,由緒は不明である。
口碑の伝えるところでは,かつて菱ヶ嶽(当社の東南東8.5キロメートル)より神像を持来して祭祀し,嘉永二年(1849)に社殿を建てたという。
棚広地区の産土神で,祭神は大國主命である。
明治四十四年(1910),諏訪社(健御名方命)と十二神社(天津神五柱国津神七柱)を合併した。
境内に石祠が独立して祀られている。合併した諏訪社と十二神社であろうか。
(新潟県上越市牧区棚広1762)
2018.6.23