素盞嗚神社（すさのおじんじゃ）は，JR（信越本線）上下浜駅の南東5.2キロメートルに鎮座する。旧吉川町役場の東北東600メートルである。
「神社明細帳」（明治十八年）に「中頚城郡下町邨 無格社・素盞嗚社」とある。
建久二年（1191），五十嵐某がこの地に白鋒が立ったのを見て創建したと伝える。
永禄二年（1559），洪水によって破壊したがその後再興。原ノ町村ほか27ケ村の総鎮守であった。
明治五年（1872），旧柏崎県下で村社に列せられた。後に柏崎県の廃止にともなって社格廃止された。
十九年（1888），新潟県下で村社に列せられた。
四十二年（1909），八幡宮（誉田別天皇，於貴奈賀多良志比女命）と劔神社（劔根乃命）を合併した。
境内に石祠が集められた一角がある。