諏訪神社は,JR(信越本線)押切駅の東4.5キロメートルの田井地区に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「古志郡田井村字入谷 無格社・諏訪神社」とある。
田井の産土神で,健御名方命を祭神とし,合殿で素盞嗚尊を祀っている。
創立年月は不詳であるが,天明元年(1781)に焼失し,同年再建の記録がある。
昭和五年(1930),字川合の十二神社(大山祇命)を合併した。
参道の途中が踊り場のようになっており,手水舎と二の鳥居がある。
奥の一段高い場所に社殿がある。
拝殿前の狛犬は,材座が苔に覆われ,年号などは不明。
境内のスギ(田井諏訪神社の大杉)は,樹齢600年と推定される幹回り7メートルを超える古木で,昭和六十年(1985),見附市の天然記念物に指定された。
(新潟県見附市田井町2757番地)
2016.6.4