滝谷熊野神社(たきやくまのじんじゃ)は,JR(越後線)西山駅の西900メートルに鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「刈羽郡瀧谷村字城ノ前 無格社・熊野三社」とある。
滝谷地区の産土神であるが,創立年月は不詳。
祭神は,伊弉諾尊,事解之男命,速玉之男命で,もとは石祠で祀られていた。
明治四十一年(1908),字陣ノ越の十二社(大山祇命)を合併した。
昭和十八年二月,社名を瀧谷熊野神社と改めた。同年四月に村社に列せられた。
石段を登った上の平坦地に社殿がある。
拝殿の額には「瀧谷神社」とある。
向拝の中央には二頭の龍が彫られている。
狛犬の台座には「昭和十八年四月九日」とある。村社となった日である。
境内には石灯籠(明治二十二年)の一部などが保存されている。
(新潟県刈羽郡刈羽村滝谷1739)
2015.7.25