淺間神社(せんげんじんじゃ)は,旧岩船郡山北町(さんぽくまち)の北部,山熊田地区に鎮座する。
社地は集落から少し離れた場所で,山熊田川と金剛川が合流する岬状の地形となっている。(ここから中継川と名称を変える。)
参拝には中継川に架かる太鼓橋を渡る。
「神社明細帳」に「岩船郡山熊田村字細谷 無格社・浅間神社」とある。
祭神は木花咲耶姫命で,山熊田の産土神であるが,創立時期は不明。
明治四十年(1907),字橋向の神明社(天照大神)を合併した。
コンクリート製の鳥居に「淺間神社」とある。
石段の上に瓦葺きの社殿が妻入りで建っている。
簡素な社殿だが,向拝部分は本格的な彫刻が見られる。
山間部の神社ではほとんど見かけない木製朱塗りの太鼓橋には「みやはし」と書かれている。
(新潟県村上市山熊田10番地)
2015.7.11