新潟県神社探訪

諏訪神社(長岡市一之貝〈いちのかい〉)

長岡市一之貝の諏訪神社社頭
「神社明細帳」(明治十六年)に「古志郡一之貝村字中ノ澤 無格社・諏訪神社」とある。
創立年月は不詳であるが,一之貝の産土神である。「諏訪大明神」と称したが,明治元年(1868)に現社号に改めた。祭神は健御名方命である。
明治三十四年(1901),字岩村の巣守神社(祭神不詳)を当社の境内に移転した(大正二年〈1913〉に本社に合併となった)。
明治四十年(1907)三月,字古屋鋪の十二社(大山祇命),字岩村の道祖神社(八衢比古命,八衢比女命),字猪鼻の少彦名神社(少彦名命)を合併した。
さらに同年十一月,境内社として祀られていた八幡神社(應神天皇),巣守神社(祭神不詳),稲荷神社(宇迦魂命),三峯神社(祭神不詳),戸隠神社(手力男命),金刀比羅神社(大物主命),太田神社(宇迦魂命)の七社を合併した。
大正七年(1918)村社に列せられた。
長岡市一之貝の諏訪神社参道鳥居長岡市一之貝の諏訪神社手水舎
参道の途中に朱の鳥居があり,額束に「至誠」とある。
長岡市一之貝の諏訪神社社殿長岡市一之貝の諏訪神社狛犬(左)長岡市一之貝の諏訪神社狛犬(右)
参道が終わると石鳥居があり,その手前の平坦地に石狛犬が一対置かれている。
長岡市一之貝の諏訪神社拝殿長岡市一之貝の諏訪神社狛犬(左)長岡市一之貝の諏訪神社狛犬(右)
拝殿に至る参道を石狛犬が守っている。

長岡市一之貝の諏訪神社拝殿長岡市一之貝の諏訪神社拝殿長岡市一之貝の諏訪神社拝殿
社殿は弘化三年(1846)に破壊し,翌年再建したというが,現在の社殿がそれであろうか。
長岡市一之貝の諏訪神社社殿(側面)

長岡市一之貝の諏訪神社境内の太子社長岡市一之貝の諏訪神社境内の石祠
小祠は太子講にかかわるもののようである。集められた石の小祠は合併された諸社にかかわるものか。

長岡市一之貝の諏訪神社から集落を見下ろす
参道から一之貝の集落を眺める。

(新潟県長岡市一之貝982)
2015.6.13


旧栃尾市南部(東谷,荷頃,入東谷,西谷,中野俣,半蔵金)神社