新潟県神社探訪

諏訪社(長岡市平中野俣〈ひらなかのまた〉)

長岡市平中野俣の諏訪社社頭
諏訪社は,旧栃尾市の北東部の平中野俣地区に鎮座する。
栃尾から下田に抜ける県道の途中の「平之俣入口」から南東に小道をたどる。
集落と神社は平中野俣川で隔てられている。
「神社明細帳」に「古志郡平中野俣村字向田 無格社 旧諏訪大神 諏訪社」とある。
明和九年(1772)の創立で,健御名方命を祭神とする平中野俣の産土神である。
昭和十二年(1937),字水頭の愛宕社(軻遇突知命)を合併した。
長岡市平中野俣の諏訪社参道から社殿を見上げる
境内が狭いので,参道は社殿の側面に向かっている。
長岡市平中野俣の諏訪社社殿正面長岡市平中野俣の諏訪社拝殿内部
拝殿の中に「諏訪神社」と書かれた額があるが,外部には社号を示すものがない。
長岡市平中野俣の諏訪社拝殿向拝柱の彫刻(木鼻)長岡市平中野俣の諏訪社拝殿向拝柱の彫刻

長岡市平中野俣の諏訪社狛犬(吽)長岡市平中野俣の諏訪社狛犬(阿)
拝殿前の石狛犬の台座には「昭和二年拾二月」の刻銘がある。
長岡市平中野俣の諏訪社遠景
集落から社叢を眺める。小橋を渡ると参道の石段がある。

(新潟県長岡市平中野俣1038)
2015.6.13


旧栃尾市北部(上北谷,上塩谷,下塩谷,栃尾町)神社