新潟県神社探訪

神明社(阿賀野市羽黒〈はぐろ〉)

阿賀野市羽黒の神明社社頭
神明社は,JR(羽越本線)神山駅の南東6キロメートルの羽黒地区に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「北蒲原郡羽黒新村字浦山 無格社・神明社」とある。
伝承によると,文化十四年(1817)九月,山頂震動して河水暴漲。伊勢神宮に祈願して難を免れたので,後に当社を創立して産土神としたという。
祭神は天照大御神で,合殿で倉稲魂命も祀っている。
明治三十二年(1899),稲荷神社(倉稲魂命)を合併した。
阿賀野市羽黒の神明社社殿正面
阿賀野市羽黒の神明社拝殿阿賀野市羽黒の神明社拝殿
阿賀野市羽黒の神明社拝殿向拝柱木鼻(左)阿賀野市羽黒の神明社拝殿向拝虹梁
拝殿の構造は簡素だが,向拝部分の彫刻が目を引く。波の造形が力強い。

阿賀野市羽黒の神明社境内

(新潟県阿賀野市羽黒)
2015.5.23


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