神明社は,JR(羽越本線)神山駅の東南東5キロメートルの女堂地区に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「北蒲原郡女堂村字上ノ山 無格社・神明社」とある。
祭神は天照皇大御神で,永禄年間(1558-1569)の創立と伝える。
昭和六年(1931),字水上の須賀社(健速須佐男尊)と字白山の白山神社(白山媛命)の二社を合併した。
(当初は境内社として合併したようであるが,現在は本社に合併されていると思われる。)
拝殿は向拝を持たない簡素な構造である。「天照宮」の額の両脇に合併した二社を示す額(白山宮と須賀宮)も掛かっている。
本殿の裏に「二所神社奉遷碑」が建っている。
境内に石祠が一基あるが,詳細不明。
(新潟県阿賀野市女堂1483)
2015.5.23