山神社は,大岩壁の奇観で有名な八木鼻の南800メートルに鎮座する。
「神社明細帳」に「南蒲原郡長野村字中野 無格社・山神社」とある。
祭神は大山祇命で,旧長野村の中野地区の産土神であるが,創立年月は不明。安永二年(1773)に再建された。
明治十一年(1878),字上原に祭られていた誉田別尊と,字中田に祭られていた豊受大神を合併した。
社殿の額には「山祇社」とある。
境内に,石祠や道祖神と思われる石塔などがたくさん集められている。
(新潟県三条市長野841)
2015.5.16