新潟県神社探訪

菅原神社(阿賀町豊実丙〈とよみへい〉)

新渡の菅原神社社頭
菅原神社は,旧鹿瀬町豊実の新渡(にいわたり)地区に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十九年)に「東蒲原郡豊田村字屋敷島 無格社・菅原神社」とある。
延宝三年(1675)の創立で,新渡の産土神である。古くは「天神社」と称したが,明治三年(1870)に現社号に改めた。祭神は天穂日命である。
新渡の菅原神社社殿新渡の菅原神社社殿内部
「明細帳」は境内社として稲荷神社(倉稲魂命)の石祠を記録するが,今は確認できない。
また『新編会津風土記』(巻百「鹿瀬組」)は,相殿二座として稲荷神と十二山神を記録している。

新渡の菅原神社の社殿前から鳥居の方向新渡の菅原神社の社殿前の灯籠
拝殿前の灯籠には文政三年(1820)と刻されている。

新渡の菅原神社
社地の周囲には水田が広がっている。

(新潟県東蒲原郡阿賀町豊実丙504番地)
2015.4.25


阿賀町(旧 鹿瀬町地区)の神社