神明社は,加治川の上流,内の倉ダムに近い中々山地区に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十七年)に「北蒲原郡中々山村宮前 無格社・神明社」とある。
祭神は天照皇大神で,延徳元年(1489)創立,安永七年(1778)再建の記録がある。
拝殿は横に長い様式である。
拝殿内の額には「式内 中山神社」と書かれているが,当社を延喜式内社(蒲原群十三座の内の「中山神社」)とする伝承の根拠は不明。
「稲荷祠」の額も掛かっている。
向拝の彫刻の保存状態は良好である。
本殿は流造りである。
境内から集落の方向を見る。
(新潟県新発田市中々山580)
2014.11.1