諏訪社は,JR(只見線)魚沼田中駅の北西5キロメートル,旧広神村の小平尾滝之又地区に鎮座する。
「神社明細帳」に「北魚沼郡小平尾村字荒田 無格社・諏訪社」とある。
元禄年間の創立と伝え,滝ノ又地区の産土神である。
祭神は健御名方命で,合殿で大己貴命を祀る。
天明七年(1787)と天保四年(1833)の再建記録があるという。
社地は集落より一段と高い場所である。
社殿の前に石狛犬が置かれているが,年代などは不明。
境内の「滝之又の二本杉」と呼ばれる巨樹が目に止まる。
境内から集落の眺めが良い。
「明細帳」は境内社(石祠)を二社記録している。十二社(大山祇命)と稲荷社(倉稲魂命)である。今は,本社に合併されているのだろうか。
(新潟県魚沼市小平尾4497)
2014.10.12