菅原社は,JR(只見線)越後田中駅の西2キロメートル,旧広神村(魚沼市)小平尾の南端に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「北魚沼郡小平尾村字曲渕 無格社・菅原社」とある。
寛永二年(1625)創立と伝える。村の産土神である。
祭神は菅原道真朝臣である。昭和二十二年(1947),境内の稲荷神社(倉稲魂命)を合併した。
手水舎を過ぎると石鳥居があり,参道が右に折れる。
妻入の拝殿の奥に本殿が独立して建っている。
社殿は下条小学校(1980年廃校)の奉安殿を譲り受けて本殿とし,昭和二十二年に増築したという。
拝殿前の狛犬は新潟ではあまり見かけない表情をしている。
参道の左右には牛も置かれている。
(新潟県魚沼市小平尾1539)
2014.10.12