新潟県神社探訪

神明神社(上越市頚城区森本〈もりもと〉)

上越市頚城区森本神明神社社頭
神明神社は,旧中頸城郡頚城村の森本地区に鎮座する。
もとは十二神社であった。「神社明細帳」(明治十六年)に「中頸城郡森本村字神明 無格社・十二神社」とある。
祭神は天神七代地神五代ノ神である。
明治四十三年(1910)に字神明の神明社(天照皇大神),字地蔵の諏訪社(健御名方命),字柳中の諏訪社(健御名方命),字南久保の羽黒社(倉稲魂命)を合併し,社号を「神明神社」に改めた。
上越市頚城区森本神明神社三の鳥居
参道には木製鳥居のほか,石の鳥居が三基ある。
上越市頚城区森本神明神社拝殿上越市頚城区森本神明神社本殿
拝殿も本殿も切妻造りで,平入りで建っている。

上越市頚城区森本神明神社境内の秋葉神社
境内に秋葉神社が祀られている。直線的な古風な鳥居は,室町期の製作とされる貴重なものである。
このあたりに長兵衛という力自慢が住んでおり,松崎(安塚区松崎)から持って来てここに建てたという伝説がある。

(新潟県上越市頚城区森本)
2014.7.26


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