花ケ崎神社(はながさきじんじゃ)は,旧中頸城郡頚城村の花ケ崎地区に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「中頸城郡花ケ崎村字并木 無格社・八幡社」とある。
譽田別尊を祭神とする花ケ崎の産土神であるが,創立年月は不詳。
明治四十五年(1912)に諏訪社(健御名方命),十二神社(天神七代地神五代ノ神),熊野社(伊弉冉尊),稲荷社(倉稲魂命)を合併し,「花ケ崎神社」と改称した。
薄暗く長い参道を登ると平坦な場所に出る。参道の向きが少し変わり,直接には社殿が見えない。
狛犬と燈籠の向こうに社殿が建っている。
社殿は昭和五年(1930)に焼失して再建されたものである。
本社の左に稲荷神社の社殿(明治四十五年に合併した稲荷社との関係は不明)のほか,いくつかの石祠が並んでいる。
右には秋葉神社の祠がある。
参道途中の石狛犬には繊細な彫りが見られる。台座の文字が摩滅していて年号が確認できない。
(新潟県上越市頚城区花ケ崎1835番地)
2014.7.26