白山神社は,関越自動車道小千谷インターの南2キロメートルの水口地区に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「北魚沼郡西吉谷村字城ノ入 無格社・白山神社」とある。
創立年月は不詳。菊理比賣命を祭神とし,旧西吉谷と東吉谷の二箇村の産土神であった。
大正三年(1914)に字鍋屋敷の日吉神社(大山咋命)を合併した。
参道の入口に「白山宮」の石塔があり,長い石段を登り終えると朱の鳥居があり,正面に拝殿が妻入りで建っている。
拝殿背後の本殿は覆屋で完全に保護されている。
拝殿はかなり補修されているが,向拝には古い部材がそのまま活かされている。
境内に石祠が集められている。
拝殿前に置かれたずんぐりした狛犬は,古風で格調がある。
(新潟県小千谷市西吉谷甲886)
2013.8.24