十二社は,JR(飯山線)津南駅の南西10キロメートル,前子地区に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「中魚沼郡結東村字居平 無格社・十二社」とある(初め結東村に属したこの地区は後に宮野原村に編入された)。
伝承では,元治元年(1864)に「結東村ノ内前子部落七戸ノ産土神」として創立されたという。祭神は大山祇命である。
集落の北に簡素な社殿が建っている。戸数の少ない集落で,維持が困難であろう。
背後の山が長野県(栄村)との境界である。
(新潟県中魚沼郡津南町上郷宮野原申259)
2013.6.8