諏訪神社は,旧栃尾市の市街地の北東,旧下田村との境界に近い葎谷地区に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「古志郡山葎谷村字井田 無格社・諏訪神社」とある。
元禄十四年(1701)の創立で,葎谷村の産土神である。祭神は健御名方命。
村内には延享四年(1747)創立の羽黒神社(祭神は不詳)も産土神として祀られていたが,明治四十年(1907)に諏訪神社に合併された。
拝殿には合併された羽黒神社の額も掛かっている。
拝殿の向拝部分に手の込んだ彫刻が見られる。
境内に十二山神社などの石柱や石祠が並んでいる。
参道から集落を見渡せる。
(新潟県長岡市葎谷)
2013.5.3