巣守社は,旧栃尾市の中心街の東方7.5キロメートル,山葵谷川の左岸に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「古志郡山葵谷村字栗林 無格社・巣守社」とある。
正保二年(1645)創立の産土神と伝える。祭神について明細帳は「不詳」とする。
明治四十一年(1908)村内の字脱場に鎮座する十二社(大山祇命を祭神とし,延享五年〈1748〉の創立という)を合併した。
狛犬の台座には「弘化二年」(1845)の刻銘がある。
境内に「古峯神」「苗場山」の石塔がある。参道の入り口には「甲子塔」がある。
(新潟県長岡市山葵谷)
2013.5.3