三社神社は,JR(越後線)岩室駅の西300メートル,旧岩室村の和納地区に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「西蒲原郡和納村字稲場 村社・三社神社」とある。
祭神の三柱にあわせて,三輪鳥居風の豪華な鳥居がある。額束には左から「日枝大御神」「八幡太神宮」「熊野大御神」とある。
旧和納村の産土神であるが,創立年月は不明。嘉永六年(1853)に再建されたという。
「八幡宮」と呼ばれていたが明治五年(1872)に現社号に改め,村社に列せられた。
祭神は誉田別尊で,伊弉諾尊と大山咋命を合殿で祀っている。
本殿は朱が施されているようである。
広い境内には古木が多い。
「明細帳」には境内社として琴比羅神社(文政十一年創立で祭神は金山彦命)が記録されているが,今は見えない。本社に合併されたのであろうか。
(新潟県新潟市西蒲区和納)
2012.9.22