諏訪神社は,旧中頸城郡清里村の東戸野地区に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「中頸城郡東戸野村字地眼 無格社諏訪社」とある。
祭神は健御名方命で,東戸野の産土神であるが,創立年月は不詳である。青木一族が氏神として祭ったのが起源であるという。
村内の字岩山には保坂一族の氏神である鹿島社(武甕槌命)もあったが,明治四十年(1907)に諏訪神社に合併された。
社殿は比較的新しい。
社殿の左手に小祠があり,その横に珍しい形の石塔がある。享保六年(1721)の年号のある貴重な物である。
さらに左には「天満天神」の石碑がある。
(新潟県上越市清里区東戸野746)
2012.7.21