十二神社は,旧塩沢町南端の清水地区に鎮座する。
「神社明細帳」に「南魚沼郡清水村字清水原 無格社・十二神社」とある。
大山祇命を祭神とする産土神であるが,創立年月は不詳。御神体は弘法大師作と伝える。
清水地区には当社のほか冨士神社も鎮座したが,昭和三十年(1955)に冨士神社が巻機権現の里宮となったため,祭神の木花之開耶姫は当社に遷された(→巻機権現社)。
拝殿の内部に「十二大明神」の額がある。
拝殿には天井絵が奉納されている。
庚申塔には大正九年(1920)の刻字がある。右の石碑の字は摩滅して読めない。
(新潟県南魚沼市清水569番地1)
2012.7.14